マウントアダプターとEOS 5Dでレンズ遊び

M42

SMC takumar 120mm F2.8

ペンタックスの中途半端レンズ、120mmです。
この120mmは割りと評判がよいのかM42マウントからKマウントのMレンズまで続いています。
120mmというと105mm(100mm)と135mmの間で中途半端な感じがしますが、使って見るとそうでもありませんでした。
私の感覚では、135mmは望遠レンズ特有の圧縮効果がでてくるのですが、100mmでは圧縮効果はあまり感じません。
90mmが最も自然な遠近感と言われるので、100mmくらいでは圧縮効果が感じにくく、120mmくらいまでくると少し望遠レンズっぽくなってきます。
自然なパースと圧縮効果がはっきりと現れる中間が120mmくらいなんだと、使ってみてわかりました。
単焦点レンズを2本だけなら、28mmと85mm(90mm)だと思っていましたが、このレンズを使ってみて28mmと120mmの組み合わせも悪くないと思いました。
さて、レンズの特徴ですが、露出が難しい。
コントラストが強すぎることがなく、割と中間調がでやすいような感じがするのですが、露出を1/3段かえるだけでもガラッと変わることがあります。
古いレンズなので球面収差が大きいのかピントの山がつかみにくいものの、撮ったものを見るとそれほど球面収差が残っているような印象もなく、不思議な感じです。
開放でのボケは決して綺麗ではありませんが、開放から中心の解像感は十分でポートレートにも向いているような気がします。
あと気になるのは、個体差か、私のものは無限遠がでていないかのような甘さです。
120mmくらいになると無限遠が甘くてもそれほど気にすることでもないのですが、ピントには気を使ってしまいます。
もうちょっと寄れたらと思うのが欠点らしい欠点くらいで、古い割りには色のりも悪くなく、最近のとあわせても違和感なく使えるレンズです。
IMG_5488
たぶんF4

IMG_5513
F8

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