GXRで撮影しました
ニコン w-nikkor 3.5cm f3.5

もともとはニコンS用のレンズですが、ライカLマウント用としても発売されたレンズです。
発売当時世界一明るい35mmだったf1.8や、その後ニコノスでも使われたことで知られるf2.5のものと比べると人気がなく、地味なf3.5です。
レンズ構成は3群4枚のテッサータイプで、ライカならエルマー3.5cmと同じレンズ構成です。
ライカはガウスタイプのズマロンになり、ニコンもf2.5でガウスタイプになりました。
時系列的にはズマロンのf3.5とf2.8の間にニコンの3.5cm f2.5が発売されました。
ニコンがライカを真似たのか、必然的にガウスタイプになったのかわかりませんが、面白いですね。
さて、f3.5です。
同じテッサーのエルマー3.5cmはフィルムで撮るとテッサーの割に冴えない感じがしましたが、このレンズはしっかりとテッサーっぽく、ニコンぽくもあります。
GXRで使うと中心は開放からしっかりと芯があります。
色も新鮮な感じで、パリッとしています。
古いレンズという感じが全然ありません。
ズマロンのようなヌメッとした古いライカの感じとはまるで違う、まさにニッコールという感じの描写です。
ただ、古いレンズにはよくありますが、ピント位置はビシット平面にこないのはニッコールらしくないかなと思います。
そのせいか、独特あ立体感があるように思えます。


R5057874
最短撮影距離で撮影

R5057855

R5057871
GXRパーフェクトマニュアル (エイムック 2267)

エイ出版社 (2011-10-06)
売り上げランキング: 32329




旅とカメラと私 −RICOH GR/GXRと旅する写真家たちのフォトエッセイ−
森山 大道 横木 安良夫 菅原 一剛 小林 紀晴 赤城 耕一 田尾 沙織 大和田 良 岡嶋 和幸 茂手木 秀行 藤田 一咲 渡部 さとる 湯沢 英治
インプレスジャパン
売り上げランキング: 9636

レンズ構成3群4枚
絞り羽根枚数8枚
最小絞り22
最短撮影距離1m
フィルター径34.5mm



TOPへ戻る