GXRで撮影しました
nokton classic 40mm f1.4 MC

フォクトレンダー（コシナ） nokton classic 40mm f1.4 MC
ノクトンクラシックの40mmと35mmは球面ズミルックスを意識したと言われています。
外観も球面ズミルックスに似ています。
コーティングがシングルコートとマルチコートがあり、シングルコートは当初限定品として販売されましたが、今でも時々製造しているようです。
写りの差はわかりませんが、私のはマルチコートです。
ちなみに一眼レフ用で初めて35mmで1.4の明るさを実現したニコンのauto 35mm f1.4はニコンでは初めてマルチコーティングを採用したそうです。
35mm f1.4というのは各社意欲的に取り組んだレンズなのかなぁと思います。
球面ズミルックスは使ったことすらありませんが、そのレンズで撮ったという写真を見るとボケは似ています。
ゴチャゴチャと非常に汚いボケですが、GXRで使うとイメージサークルの周辺を使わないせいかフィルムカメラで使う時ほど汚くなりにくい。
なりにくいのですが、ボケが汚いのは間違いありません。
開放でも球面収差由来と思われる柔らかいベールのような感じはそれほどではなく、この辺は現代的です。
また絞るとかなりシャープになりますが、像面湾曲なのか周辺に行くとピント位置がだいぶ変わります。
なので平面を複写するような画面全体で均質な写真を撮るには向いていません。
そのかわり、ポートレイトみたいなのには向いていると思いますが、ボケがうるさいので好みは別れるかもしれません。