GXRで撮影しました
|
ニコンのFマウント用の対称型広角レンズです。 ビオゴン、スーパーアンギュロンに似たレンズ構成で、元々はニコンS用として作られました。 その後、ニコンF発売はミラーアップして使うレンズとしてFマウントでも発売されました。 S用は数が少なく非常に値段も高いのですが、Fマウント用はそれほど高いわけではありません。 というのは使えるカメラが少ないこと、通常のマウントアダプターでは上手く使えない、などの理由があるかと思います。 マウントアダプター経由で使っていますが、無限遠がでませんでした。 対策はいくつか出来たのですが、無限遠がでるようにするとGXRに付属する後玉チェッカーからはみ出し、レンズやボディを傷める恐れがあるので止めました。 F8まで絞って、ピントがくるのは3mくらい、被写界深度でギリギリ5mくらいでした。 後玉の出っ張りは大きく、スーパーアンギュロンRよりも出っ張っています。 そのせいか画面左右には色かぶりが少し強めにでています。 M9では左シアンと右マゼンタに、ソニーのNEXでは左右ともにマゼンタに被るようですが、GXRではシアンに被るようです。 マゼンタ被りよりはシアン被りの方が気になりにくいかもしれません。 ビオゴンやスーパーアンギュロンは独特のトーンがありますが、このレンズはそれに近いものもありますが、それよりもむしろニコンらしいトーンに近い感じがします。 シャープネスは新しいレンズには敵いませんが、ニコンFが出る前に設計されたレンズとは思えないくらい発色が綺麗です。 レトロフォーカスの広角レンズとは違い、対称型広角レンズの自然な描写は魅力的です。 |
GXRパーフェクトマニュアル (エイムック 2267) posted with amazlet at 12.02.04 エイ出版社 (2011-10-06) 売り上げランキング: 32329 リコーGXR MOUNT A12 WORLD―Mレンズが愉しめるマウントユニット (日本カメラMOOK) posted with amazlet at 12.03.12 日本カメラ社 (2012-03-03) 売り上げランキング: 2507 旅とカメラと私 −RICOH GR/GXRと旅する写真家たちのフォトエッセイ− posted with amazlet at 12.02.04 森山 大道 横木 安良夫 菅原 一剛 小林 紀晴 赤城 耕一 田尾 沙織 大和田 良 岡嶋 和幸 茂手木 秀行 藤田 一咲 渡部 さとる 湯沢 英治 インプレスジャパン 売り上げランキング: 9636 |
レンズ構成 | 4群8枚 |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
最小絞り | 22 |
最短撮影距離 | 0.9m |
フィルター径 | 52mm |