フランス料理のマナー
ナプキンを広げるタイミング
席に案内されるとナプキンが用意されていますが、このナプキンを広げるタイミングはいつがいいのでしょうか。
席についてすぐではなんだか食いしん坊みたいです。
ベストのタイミングは食前酒をオーダーした後です。
ナプキンで口元を拭いて口紅がついてしまうのは問題ない。
ナプキンの端を使うと綺麗に見えます。
また、食事が終わり席を立つときはナプキンはかるくたたんで置きます。
あまりに綺麗にたたむことは、料理が美味しくなかったという意思表示にあたるので、あまり綺麗すぎないようにたたみます。
フォークとナイフの使い方
ずらりとセッティングされたフォークとナイフ、使い方は外側から使っていけばいいように並んでいるので簡単です。
メインが魚か肉によってナイフの種類が違うのですが、魚用ナイフが使いやすかったら声をかけて交換してもらってもマナー違反ではありません。
他にも手を使った方が食べやすい、殻のついたシーフードやラムチョップなどの骨と骨の間に肉がついたものなどは手をつかってかまいません。
手を使った後はフィンガーボールで手を洗います。
また、食べ終わったカトラリーは重ねずに並べて置きます。
重ねると下げる時にカシャカシャと音がするからです。
フォークとナイフの使い方
フォークとナイフで注意することは落とさないこと、音を立てないこと。
ただこれだけです。
フォークを持ち替えるなど、基本的に使いやすいように使ってOKです。
ご飯をフォークで食べるとき、フォークの背に乗せる食べ方はイギリス式、フォークの腹に乗せる食べ方はフランス式。
腹に乗せる食べ方が一般的だが、どちらでも間違いではありません。
食事中のナイフフォークの位置
食事中は料理が乗ったお皿にハの字になるように置きます。
音がたたないように安定するように置くのが基本で、ナイフの刃は自分に向けます。
またナイフの柄などはお皿にかからないように置くことが一般的ですが、
アラカルトで注文する場合
コースで注文する以外にもアラカルトで注文することができますが、アラカルトの場合はコースのように前菜からではなくいきなりメインから頼んでも問題ありません。
しかし、メインとなる料理は調理時間がかかるため出てくるまでに時間がかかることがあります。
前菜などからも注文した方がスマートです。
スープの飲み方
通常のスープ皿ではなく、ハンドルが2つついたカップ(ブイヨン)でスープが出されることがあります。
ハンドルのついた器で出された場合は、残りが少なくなったら直接器を持ちあげて直接口をつけてもかまいません。
また温かいものは温かいうちに食べることもマナーの一つ。
スープは手をつけたらそのままスプーンを置くことなく飲み干す方がよいとされています。
途中でスプーンを置く時はスープの入った器の中央に、スプーンの腹を上にして置きます。
乾杯のマナー
ワインが注がれるとまず乾杯となりますが、グラスを合わせての乾杯は音もでるのでやめたほうがいいでしょう。
グラスを軽く持ち上げるくらいがスマートです。
隣の人とグラスを軽く合わせる程度なら問題ないという考え方もあり、必ずしもグラスを合わせることがマナー違反というわけではないので状況に応じて対応したい。
マナー違反の乾杯は水のグラスでの乾杯です。
水のグラスでの乾杯は、二度と会えない別れの乾杯「水杯」を意味するからです。
ワイン選びをソムリエに相談する
料理が決まったあとはワインリストを渡されてワインを選びます。
ワインに馴れていないと読むのもままならないワインリストですがソムリエに相談するときのポイントは、どんな料理を選んだのか、どんなワインを飲みたいのか伝えます。
予算から決めたいときはワインリストに指をさし、このくらいのもので、と伝えればソムリエが最適なものを選んでくれます。
他にもワインリストの中から最も価格の低いものを選ぶという人もいます。
これはそのレストランのこだわりがわかると言われているからです。
ちなみに、ワインの予算はコース一人分の価格が目安と言われています。
食前酒、食後酒
食前酒としてシャンパン、シェリー、ベルモット、カクテルなどがあるが、飲まなくてもマナー違反ではありません。
体調や好みに合わせて選べば大丈夫です。
食後酒にはポルトワインやスピリッツなどが用意されるが、これも食前酒と同様無理にオーダーする必要もありません。
好みに合わせて自由に締めてかまいません。
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