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漆器の装飾技法

・蒔絵
蒔絵は代表的な漆器の装飾技法です。
漆をつけた筆で絵や文様を描き、漆が乾かないうちに金や銀の蒔絵粉を蒔きます。
漆のついた部分にだけ蒔絵粉が残り、絵や文様ができあがります。
蒔絵には一般的な平蒔絵、文様を高く盛り上げる高蒔絵、粉を蒔いた後前面に漆を塗り重ねていき粉が出てくるまで研ぎだす研出蒔絵、金や銀の箔を使う箔絵・切箔などがあります。
・沈金(ちんきん)
沈金は彫刻刀などで文様を彫り、その溝に金箔や金粉を使い文様を表すものです。
蒔絵とは違い、立体的な絵柄が特徴です。
・螺鈿
螺鈿には貝をちりばめるという意味があり、光沢のある貝殻を貼る装飾技法です。
螺鈿は日本以外にも中国やベトナム、タイなどでも行われている装飾法です。
日本では夜光貝や鮑貝などを使います。貝殻を1mm程度の薄い板状に加工し、これを文様の形に切り抜いておきます。
漆器を掘り下げ貝をはめ込む方法は彫込方と呼ばれます。
下地に貝を貼りつけてから漆を塗り重ねる方法は塗込法と呼ばれます。

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