柿右衛門とは
柿右衛門
日本で赤絵を最初に完成させたのが初代酒井田柿右衛門であり、生地の白さを生かし繊細緻密な色絵をほどこしたものを柿右衛門様式と呼びます。
柿右衛門様式は17世紀の後半に有田で流行し、多く作られました。
このころの物は東インド会社を通じヨーロッパに輸出されマイセンでは柿右衛門の写しがつくられました。
柿右衛門様式はヨーロッパでも人気があったため、20世紀始めごろまでマイセンだけでなくヨーロッパで広く作られていました。
20世紀に入るとヨーロッパで作られた柿右衛門様式の写しが日本で作られ輸出されるということまで起きるほど息の長い文様です。
また伊万里や柿右衛門の写しはジャポネズリとも呼ばれています(中国の写しはシノワズリと呼ばれる)。
陶磁器食器の用語